志木市長選挙結果 – 2021

2021年志木市長選挙結果

2021年6月13日志木市長選挙が行われました。結果は以下の通り

氏名所属推薦得票数
当選香川武文無所属・現職自民党・公明党16,474
中山ともみ諸派・新人共産党4,592

過去3回の市長選挙の投票結果の推移

2013年6月2017年6月2021年6月
当選者香川武文香川武文香川武文
得票数13,950票16,660票16,474票
投票率42.75%33.45%34.50%
投票者数24,419人20,374人21,324人
当日有権者数57,120人60,902人61,813人
得票数/当日有権者数24.42%27.36%26.65%

2013年は当時現職の長沼さんに自民・民主・公明推薦の香川さんが挑む形で少し盛り上がり、投票率も42%を超えましたが、2017年は9ポイント以上減って約33%になってしまいました。今回はコロナ禍もあり投票率も多少はあがるかと思いましたが前回とほとんどかわりませんでした。今回の選挙ではいろは親水公園リニューアルへの民間業者の参入や柳瀬川の市民体育館廃止など身近な争点もあったのですが、こういう身近な問題がもっと広く詳しく周知されていれば市民の関心も高まったのではないかと思います。「投票率が低いのは市民の関心が低いから」と市民のせいにするのではなく、日頃から市政の争点を明確にして広く周知してゆく努力が行政や議会には求められると思います。投票所で希望者に配布するカパルの投票済証明書(一番上の画像)も結構ですが、日頃から市政への関心を高めていく地道な努力こそが必要でしょう

投票率はその地の民主主義成熟度のバロメーター、なんとかあげて行きたいものです

なんちゃって無党派?

今回で香川さんは3期連続当選となりました。国政レベルではコロナ禍への無策や東京五輪開催強行など自公政権への批判も高まっており、NHKによれば香川さんはその推薦を受けていますが、選挙公報などにはそれを掲載せず無所属とのみ表示、自公の組織票はいただくが、一般向けには無党派をよそおって自公政権への批判票はかわすという、地方選挙ではよくある手法も功を奏しているようです。前回当選時には選挙事務所で自民党の豊田真由子さんと一緒にバンザイしていたのが印象的でしたが、今回は誰と一緒だったのでしょうか?

李下に冠をふりまわす?

志木市発行のプレミアム付商品券の当選通知が6月7日(月)に届きました。手数料込みで20110円振り込むと30000円分買い物ができるお得な商品券でありがたいことです。しかしこのタイミング!ちょうど市長選挙告示の翌日、投票日の6日前で、香川さんの選挙公報には「プレミアム付商品券の発行による消費喚起で市内事業者を応援」と書いてありました。公的には事務手続き上たまたまこの日程での送付になったというのでしょうが、この通知は当選者にのみ送付され、落選者には通知されないので、これが選挙で現職に有利に作用するか不利に作用するかは言うまでもないでしょう。李下に冠を正さずという言葉がありますが私にはこれは李下に冠をふりまわす行為に見えます。もし現職が真に公正公平を重んじる人、卑怯なことが嫌いな人だったら送付は選挙終了後にするように指示すると思います。商品券の発送は7月10日以降なので通知を1週間ずらしてもなんの問題もないはずです

選挙のチラシ

参考資料に今回両候補が配ったチラシと選挙公報を載せておきます。数年後に見直してみると公約がどの程度実現されたか、あるいはどの公約が真に必要な公約であったかなどを考える一助になるかと思います

●ポストに入っていました

Twitterに貼られていました。現職とあるので香川さんのチラシなのでしょう

●やぶれた中山さんのチラシ

中山さんは今回はギリギリになっての出馬で、Webサイトすらありませんでした。無投票だけは避けようと、共産党が批判勢力としての意地を見せたというところでしょうか?

●選挙公報

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>今井あさと

今井あさと

埼玉県志木市在住。敷島神社の近くに住んでます。27年間ほど都内の私立高校で非常勤講師をした後にフリーランスのプログラマ。非正規一筋の人生です(笑

非常勤講師で教えていたのは公民科(政治経済・現代社会・倫理など)。今でも政治や社会に強い関心があり、志木市の政治についても詳しく見てみようと思いこのようなブログを立ち上げました

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