志木市公共施設適正配置計画への意見公募
現在志木市は「志木市公共施設適正配置計画~第2期個別施設計画~(素案)」を発表し、これに対する意見公募を行っています(令和6年12月3日〜令和7年1月6日)が、この素案には驚くべき文言がありました
宗岡公民館の廃止を検討
集約化・複合化
素案でいう集約化・複合化の例には以下のようなものがあります
集約化
集約化は同種の複数の施設を1つにまとめることで、北美保育園と西原保育園に適用。北美保育園側で集約化にむけた一定の整備が行われるようですが西原保育園は閉園となります
複合化
複合化は異種の複数の施設を1つにまとめることで、志木市民会館と志木市民体育館の複合化、埋蔵文化財保管センターと郷土資料館の複合化が計画されており、それぞれ志木市民会館と埋蔵文化財保管センターの土地に新施設が建設されますが、志木市民体育館と郷土資料館は廃止されて取り壊しとなり跡地の利用計画は未定のようです
廃止ありきの素案?
素案ではこの集約化・複合化の宗岡公民館への適用が言及されていますが、そもそも現在の志木市に宗岡公民館の集約化・複合化の相手になる施設があるのか疑問です。仮にあったとしても相手側の施設に集約化・複合化された場合、現在の宗岡公民館は廃止されて取り壊しになります。また集約化・複合化が不可能の場合、素案に残る選択肢は廃止のみです。つまりこの素案は最初から宗岡公民館の廃止を意図したものだと言わざるを得ないのではないかと思われます
宗岡公民館の廃止反対
宗岡公民館は現在でも各種コミュニティの活動拠点として活発に活用されており、図書室前の学習スペースでは熱心に自習している子どもたちの姿も見られます。市は志木市将来ビジョンや志木市地域福祉計画において各種コミュニティの活性化促進を重要課題として強調しておきながら、一方ではその活動拠点を縮小していこうというのでは本末転倒です。建物の老朽化に対しては現在の場所での建替えを原則に対応すべきです
はやいうちに声を上げよう
本件は現時点では素案への意見公募という政策決定プロセスの最初の方ではありますが、意見公募で反対意見が出ないと「宗岡公民館は、今後の老朽化に伴い集約化、複合化及び廃止等の検討を行う。」がそのまま計画として決定され、この検討が開始、検討の結果廃止が妥当という(予定通りの)結論になるという最悪の流れになりかねません。これを阻止するためには、はやいうちに多数の市民が声をあげていくことが不可欠だと思います。意見公募は以下で受け付けています(令和7年1月6日まで)
意見公募への私の意見
意見公募に以下の意見を送りました。専用フォームから送ろうとしたところ「このフォームは受付を終了しました。」(市側の設定ミスと思われます・後日修正済み)となってしまったのでWordの文書で添付しました
■宗岡公民館について
素案の「宗岡公民館は、今後の老朽化に伴い集約化、複合化及び廃止等の検討を行う。」という方針案について
・集約化・複合化というがその対象となる施設の見通しが示されておらず空論になっている
・仮に対象となる施設があったとしてそちら側に集約化・複合化した場合現在の場所の宗岡公民館が廃止・取り壊しになる
・集約化・複合化の対象となる施設がなければ方針案に残る選択肢は廃止のみである
・老朽化に際して現在地での建替えという選択肢がはなから排除されている
以上のことからこの方針は宗岡公民館廃止を意図したものだと言わざるを得ず反対する。宗岡公民館の老朽化に際しては現在地での建替えを基本方針とすべきである。宗岡公民館は現在も様々なコミュニティが活発に活用している。市は志木市将来ビジョンや志木市地域福祉計画においてコミュニティの活性化を重要課題として位置づけているにもかかわらず、その一方でコミュニティの活動拠点を縮小しようとするのは本末転倒である。また宗岡公民館においては学習スペースで熱心に自習する子どもたちもおり、その場所を奪おうとすることは許されるものではない