さよならR2-D2

  • 2022年9月3日
  • 2022年9月3日
  • 市政
これは志木市の旧市庁舎の壁に描かれていた「志木市役所の壁に志木が好きと落書きするR2-D2」を描いた落書き風ストリートアートで来日中だったイギリスのストリートアート画家RYCAさんに志木市が依頼して描いてもらったものです(2015年)。市役所の壁をこんな風に活用するというのは聞いたことがなかったので志木市もなかなか粋なことをするものだと感心し写真を撮っておいたのですが、新庁舎への建て替えでこの壁も取り壊されてしまったそうで今ではもう見ることはできなくなってしまいました
完成当時の志木市の広報誌『元気!活気!志木!』ではこんな風に報じられていました

<関連リンク>

キャンバス画と違いストリートアートは描いた建物が壊されれば一緒に消えてしまうのが宿命かもしれませんが、写真パネルくらい作って展示してもいいのではないかと思い、市の考え方について市長への手紙で問い合わせてみました。回答は以下のとおり

ご質問をいただきましたRYCA氏による旧庁舎の壁画についてですが、
壁画が描かれていた場所は旧庁舎の躯体にあたり、
保存が不可能であったため工事の際に壁ごと取り壊しております。
また、RYCA氏には壁画の場所が将来的に庁舎建て替え工事に伴い取り壊されることを
予めご承諾いただいた上で作成依頼をしております。

加えて、作品の保存については、壁画は工事前に3Dカメラで撮影しており、
作品に付けられていたプレートは工事前に取り外し現物を保管しているため、
必要に応じて今後活用してまいりたいと考えております。

壊すのはしょうがないとしても事前にそう告知してくれれば工事前に写真を撮りたかった人もいたかもしれませんが何故かそういう告知はなかったようです

保存にしてもいつどう使われるか見通しも何もないデジタルデータで残すだけでなく、パネルにして新庁舎のどこかに飾ってもいいのではないかと思いますが、そういう考えはないみたいですね

さよなら、志木を好いてくれたR2-D2

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