志民力人材バンク
志木市には「志民力人材バンク」という制度があります。「志」木の市「民」の「力」を活用しようというネーミング。市民がまちづくりに参加できるなかなかよい制度だと思い、私も登録していました。しかし…
登録すれども音沙汰なし
自分が関与したいと思う分野等を指定して申し込んでおくと、市から関係ありそうな審議会や事業への協力依頼が来るしくみだということで、私は政策・環境・都市計画・教育・福祉・人権とそれなりに幅広く指定しておきました。しかし、上記の通知が来てから1年たっても2年たってもなんの依頼もきませんでした。公職の候補者等は参加できないきまりで、私は令和6年4月の市議選に立候補(落選)したのでそれ以降は資格がなくなったのかもしれませんが、それ以前の令和3年11月からの約2年半もまったく音沙汰なしでした
実際にはほとんど活用されていない
この「志民力人材バンク」、登録しても音沙汰なしは私だけではなく、実際にはほとんど活用されていないのが実態のようです。全体の登録者数は令和3年9月時点で163人だったそうですが、活用実績は令和元年度16人、令和3年度15人、令和4年度13人(『志木市将来ビジョン・後期実現計画 成果指標達成状況 総括表』)と毎年1割にも届いていません。市が自ら募集し、せっかく市民がそれに応えて参加しようとしているのにずいぶんな話だと思います
せっかくの志民力をもちぐされにしないで
私は「志民力人材バンク」という制度自体は、よりよいまちづくりに協力したいという市民の気持ちを活かそうとする良い制度だと思っています。しかし登録させるだけさせておいてほとんど活用されていない現状は、せっかくの市民の気持ちに冷水を浴びせることになりかねません。自ら募集した以上はきちんと活用する責任が市長にはあるのではないでしょうか?