元埼玉県知事で現参議院議員上田清司氏の公設秘書A氏が2020年に女性記者に対して準強制性交容疑で書類送検後自殺していたそうです。報道によれば事件の概要は以下になります
事件の概要
- A氏は大学時代に上田氏の選挙スタッフを務め、卒業後に上田氏の公設第一秘書となった
- 2000年、A氏は埼玉県志木市議に初当選、4期16年を務め市議会議長も務めた
- 2016年4月、A氏は市議をやめ埼玉県知事(当時)上田氏の特別秘書、上田氏が参院議員になってからは公設秘書となった
- 2020年3月24日、上田氏の後援会事務局長やA氏など男性5人と女性記者1人で埼玉県内の寿司店で懇親会。A氏は酔った女性記者を送るタクシーでわいせつ行為、女性記者が下車後もさらにわいせつ行為を行った
- 2020年3月27日、政界の情報を提供すると女性記者を寿司店に呼び出し。女性記者を酔わせてラブホテルにつれこみ強制性行為におよんだ
- 2020年4月1日、女性記者は埼玉県警に被害届を提出
- 2020年8月、埼玉県警はA氏を準強制性交容疑で書類送検
- 2日後、A氏は自殺、その結果不起訴になった
- 事件後女性記者はPTSDと診断され、記者の仕事を続けられなくなり、3年たっても後遺症に苦しんでいる
- 2023年3月、女性は公設秘書の職権を乱用したA氏と任用した上田氏の責任を問おうとしたが、国家賠償法では公設秘書と国会議員個人は被告になりえないため、公務員が職務執行にあたって他人に与えた損害を賠償する責任がある国に対し、1100万円の支払いを求めて東京地裁に提訴
関連リンク
- 【速報】上田清司参院議員の公設秘書が、準強制性交容疑で書類送検後に自殺「女性記者を泥酔させ、ホテルに連れ込み行為を」女性記者は国に1100万円の支払い求め提訴(集英社オンライン)
- 上田清司参院議員の秘書から性暴力被害、元記者の女性が国を提訴「秘書は書類送検後に自殺」(ハフポスト)
- 上田清司参院議員の公設秘書から「性暴力受けた」 元記者の女性提訴(朝日新聞)
詳細は上記のリンクの記事で読めますが、情報を求める記者の弱みにつけこんだ、なんともひどい話だと思いました
<追記 2023/6/3>
6月1日に東京地裁で第1回口頭弁論が行われました