小中一貫教育・義務教育学校に関する地域懇談会
2023年7月22日、小中一貫教育・義務教育学校に関する地域懇談会が開催されたので参加してきました。参加者は60名くらいでしたが質疑応答で発言を希望される方が多く市民の関心の高さが伺われました。発言は志木2中学区の2小・4小・2中の3校を合併する義務教育学校化に集中していました
市が主催するこの手の会では発言は一人一回と制限されたりしますが、今回は一回どころか一問のみと制限されてしまいました。私も発言したいことはたくさんあって準備もしていったのですが別項「合併をともなう義務教育学校化の問題点」に書いた1学級あたりの人数のことしか発言できず残念でした
参加者の発言では「拙速である」「十分な合意形成ができていない」「なぜ志木2中学区のみ合併するのか」というあたりが多かったですがそれについては誠意ある回答はなく、もう決まったことだからという感じの答え方でした
関連リンク
・志木市の小中一貫教育について考える
・合併をともなう義務教育学校化の問題点
教育長の態度に疑問
こわい顔で睨まないでください
冒頭で教育長が挨拶に立ったのですが、開口一番市民に向かって「そんなこわい顔で睨まないでください」と言ったのには驚きました。本人はジョークのつもりで言ったのかもしれませんが少しも笑いは起きませんでした。教育長自身が拙速かつ強引に合併を進めていることに市民の批判が強いことを感じており、その後ろめたさから出た言葉という感じで、彼が「こわい顔」とリアルに感じているニュアンスが出ていてとても笑える雰囲気にはなりませんでした。市民を「こわい」と感じている教育長のもとでまともな教育改革ができるのか強く疑問に思いました
ここは日本だと申し上げておきます
参加者の発言に1学級あたりの人数の重要性を強調するものがあり、その中で欧米では20人学級もあたりまえだという指摘がありましたが、それに対し教育長が「ここは日本だと申し上げておきます」と言ったのにも大変驚きました。この人は大抵の小中学校で教えていそうな「世界に見聞を広めより良いものを学び取り入れよう」といった進取の精神はお持ちでない、あるいは都合の悪いものにはなりふり構わず目を背ける方なのだという印象をもちました
義務教育学校の令和7年開校は延期の可能性
今回の合併ではせっかく3つ校舎があるのに「2校舎に児童生徒をつめこむ」「残り1校舎の使い道は不明」という大きな問題があります。メインに使う2校舎の組み合わせも少し前までは4小と2中と言っていたのが2小と2中の可能性も検討するような話になっているようで、教育長の挨拶でも「開校時期が変わるかもしれない」という発言がありました
合併せず、他の学区と同様に3校が独立したままの小中一貫型小学校・中学校の形式にすれば何も問題はないのに、義務教育学校の形にこだわるばかりに無理に合併しようとしてヒズミが出ていることは明らかです
まだまだ検討課題が山積みのようですのできちんと監視しながら市民が声を上げてゆくことが大切だと思います