志木市も誤送金をやらかしていた

志木市の誤送金

最近、山口県阿武町が4630万円もの誤送金を行っていたことがニュースになりましたが、なんと志木市も誤送金をやらかしていたようです。額は5000円と阿武町にくらべれば4桁少ないですが、前項で書いた徴税システムの誤作動や介護サービス費の過小支給など志木市のお金の管理には杜撰さが目立ちます。今回の誤送金の概略は以下のとおり

<今回の誤送金の概略>

  • 令和3年8月25日、志木市教育委員会教育政策部の主任(29歳・男性)が講演会の講師謝礼金5000円を第三者に誤送金
  • 令和3年10月4日、本来送金されるべき講師からの問い合わせがあり、当該職員は誤送金に気づいたが放置
  • 令和4年4月13日、本来の講師からの催促を受け、当該職員は架空の請求書を作成して謝礼金を送金するが、後に不正が露見
  • 令和4年6月、誤送金の5000円は送金先から還付された
  • 令和4年8月8日、志木市は当該職員を停職1ヶ月の懲戒処分とした

この事件の問題点

<送金が担当者まかせ>

本件は本来の講師からの問い合わせがあってはじめて誤送金に気づいたわけで、志木市では送金は担当任せになっており、正しく送金されたかどうかの事後点検などが行われていなかったことがわかります。今回はたまたま少額でしたが、市民の貴重なお金の管理が杜撰になっているという点は重大です。また、もしかしたら他にも誤送金が行われていたが、本来の送金先がそれに気づかず問い合わせなどをしていないためにウヤムヤになってしまっているものもあるかもしれません

<架空の請求書で送金実行>

本件の当該職員は事態を隠蔽するために架空の請求書を作り上司に虚偽の報告をして送金しています。送金後にどのような経過で露見したのかが公表されていませんが、露見する前に、送金自体は行われてしまったという点も見過ごせません。送金が実行される前に不正を見つけられるシステムにしないと安心して市民のお金を任せられません

志木市の記者発表資料

全文は以下のリンクから見ることができます

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