悲報!無投票の市議会に改革の気運なし

来年4月には志木市議会議員選挙

志木市では来年4月には任期満了にともなう市議会議員選挙が行われる予定ですが、前回は候補者が定数ちょうどの14人しか集まらずに無投票全員当選という最悪の事態になってしまいました。これを受けて市議会や市長は次こそはちゃんと選挙ができるようにと様々な議会改革・行政改革に取り組んでいるのかと思いきや、この3年そういう動きは微塵も見られませんでした。無投票で当選した議員にとっては議会改革などして活発な選挙戦が行われるようになれば落選リスクが高まるのだから自分の首を絞めるようなもの、市長にしても自分を推薦している自民・公明が多数派である現在の議会はとても都合がいいものなので現状維持が望みなのでしょう。しかしこの3年、政治家お得意の口先だけですら議会改革の「ぎ」の字もでてこなかった現状は本当に深刻な事態だと思います。最近行われた県議選も無投票だったので、志木では市議も県議も市民の審判を受けていない人たちばかりになってしまいました。次の市議選こそはまともな選挙が行われるようにしたいものです

確かに全国的にも地方議会の低迷は深刻で無投票当選や低投票率がしばしば報じられていますが、それでもなんとか改革を進めようとする動きもあります

議会の夜間や土日開催

上記は総務省の『夜間・休日議会(地方議会における自主的取組例)』という資料からの抜粋ですが、全国では休日や夜間に議会を開催し、その結果傍聴者数が増えている地方議会もあります。この表の平均傍聴者数を見ると一番多いのが休日44.8人、夜間49.7人となっています(令和2年はコロナ禍で減少したのでしょう)。私は志木市議会(平日日中開催)を2回ほど傍聴に行きましたがいずれも傍聴者は私を含めて2人でした。平日日中開催では行けないが休日や夜間にやるのなら見に行きたいという人たちは決して少なくないのです。候補者が出なかったり低投票率なのを市民の関心が低いからと市民のせいばかりにするのではなく、少しでも市民が参加しやすいように改革するべきです。志木市ではYouTubeで議会の動画を公開しているので必要ないという意見もあるかもしれませんが、動画では発言者しか映りませんので議会全体の雰囲気はわかりません。私が行った時には後ろ姿から寝ているように見えた議員もいましたがそういうのも動画では見れません。動画は動画で公開を続けつつ休日や夜間の開催も行うべきです

議会報告会

議会がその審議内容や結果を市民に報告し質疑や意見交換を行う議会報告会、上記は全国市議会議長会の『住民等の議会への参画』という資料からの抜粋ですが、全815市のうち条例で開催198市と申し合わせで開催27市の合計225市(27.6%)、志木市と同じ人口5〜10万の市で247市のうち合計65市(26.3%)が住民への議会報告会を行っています。報告会の形式や内容等は様々ですが、議会と市民が交流できる貴重な場であることは間違いありません。全国で1/4以上の議会が実施し近隣でも所沢市や和光市で実施されているようですがなぜ志木市ではやろうとしないのか?無投票を憂う気持ちがあるならまっさきにやるべきなのではないでしょうか?

子ども議会・女性議会・模擬議会

上記も同じく全国市議会議長会の『住民等の議会への参画』という資料からの抜粋ですが、全国では子ども議会・女性議会・模擬議会などでの住民参加に取り組む地方議会もあります。子ども議会は全市815市中84市(10.3%)が実施しており、近隣では朝霞市が毎年行っているようです。志木市では市が公開している『志木市歴史年表』によると過去に4回やっているようですが、最後が14年前の平成21年 (2009)となっていました。なぜ続けないのでしょうか?

議員の服装自由化

最近、戸田市議会が本会議等での議員の服装自由化の1年間試行をはじめたということがニュースになりました。議会は品位を重んじるので男性はスーツにネクタイ着用(クールビズや和装は可)を強制するなどというのは古めかしい思想だと思いますし、多様性の尊重にそぐわなくなっています。遺伝子上は男性でも性的自認が女性で女装で暮らしている人が議員になったら男性用スーツを強制されるなど特定の服装の強制が性的マイノリティの人たちの立候補の障害になることがあり得ます。その人の服装が議員にふさわしいかどうかは有権者が選挙で判断すればいいのであり議員の服装自由化は大いに進めるべきだと思います

議員の住所非公開を認めるべき

志木市もそうですが大抵の市のHPでは議員名簿が公開されており、それには議員の顔写真、住所、電話番号などが記載されています。議員は公人で市民の代表である以上、市民に顔写真と電話番号を公開することは必要だと思いますが、住所まで公開するとなるとストーカー被害を恐れて主に若い女性の立候補の障害になると思います。自宅以外に常設の議員事務所があればその住所を使う方法もあるかもしれません(自宅住所以外不可の自治体もある)が、今度はその費用が立候補の障害になってしまいます。現代では議員と市民のコミニュケーションは電話と電子メールで十分に可能ですし、紙の手紙を送りたい人は市役所気付けで送れば事足ります。面会も市役所の会議室を使うなどすればいいわけですから議員の自宅住所を公開する必要はないと思います。また議員の住所公開のやり方については自治体ごとの判断に委ねられており、自宅住所公開必須・事務所住所も可・非公開など自治体によって異なるようです(下記NHKのリンク参照)。なお、以前は立候補時にも候補者の住所が公開されていましたが、これについては総務省の『候補者の立候補の届出があった旨の告示事項等について(通知)』(令和2年7月17日)で立候補時は市区町村名までの公開となったようです

最後に

この写真は去年8月の新庁舎落成イベントでの公開時に撮影した新しい志木市議会の議場です。残念ながら今ここに座るのは市民の審判を受けていない無投票当選の議員たち。次こそはちゃんとした選挙をやって本当に市民が選んだ代表たちに座ってもらいたいものです
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