第5期志木市地域福祉計画への意見公募

第5期志木市地域福祉計画への意見公募

志木市が「第5期志木市地域福祉計画・第2期志木市再犯防止推進計画・第3期志木市成年後見制度利用促進基本計画」(素案)に対する意見公募(令和6年12月3日〜令和7年1月6日)を行っていたので、日頃考えていることを2点ほど送ってみました

バリアフリーおよびノーマライゼーション

現在の志木市はバリアフリーおよびノーマライゼーションにどれだけ真剣に取り組んでいるか強い疑問がある。例えば、いろは親水公園の中洲は中央の広くきれいな入口の石畳は10cmの段差が何段もあり健常者専用、スロープは向かって左、点字ブロックは向かって右に回らせるなど、弱者を分離し、皆が同じ入口を使うというノーマライゼーションとは真逆の作りになっている。なおこの点字ブロックは旧村山快哉堂まで直線距離わずか30m足らずのところをカフェの裏手を回らせたため8箇所の曲折と2箇所の途絶があり、真のバリアフリーには程遠い。これらを作ったのは第4期志木市地域福祉計画期間中の2022年である。他にも市役所新庁舎の入口は横長の階段が延々と続きスロープは端、栄橋の歩道には何年経っても点字ブロックが設置されず本町方面から市役所に到達できないなどというのも象徴的である。今後建設される公共施設においてはスローガン倒れにならない真のバリアフリーおよびノーマライゼーションに真剣に取り組むべきである。そのためには計画・設計段階で当事者や専門家の意見をしっかりと聞き取り入れることを必須とする条例を制定すべきである

散歩に出たくなる街づくり

高齢者や障害者のみならず、すべての市民の心身の健康づくりの土台として、市民がより気軽に散歩に出られる街づくり、「散歩に出たくなる街づくり」を提案する。具体的には以下の施策からはじめたい
・現在行われている街なかにベンチを増やす施策の継続・拡大
 特に高齢者にとって散歩中に休憩できるところが多数あことは散歩に出ようかという大きな契機になる。また赤ちゃんや幼児連れの人にとってもベンチの有無は重要である
・水飲み場
 街なかに無料で水分補給できる場所が充分にあることも重要である。志木駅(新座市ではあるが)前・柳瀬川駅前・いろは親水公園中洲・市役所前広場・新河岸川と柳瀬川の遊歩道などをはじめ要所要所に水飲み場を設置すべきである
・点字ブロック
 すべての歩道に点字ブロックを設置すること、現在各地で取り組まれている点字ブロックとスマホの連動機能(点字ブロックから案内情報が出る)などを積極的に取り入れること、あるいは視覚障害者用のナビ機能を持つシューズの普及を推進する、これらにより日本一視覚障害者が外に出かけやすい街を目指すことを提案する
・段差解消
 車椅子・ベビーカー・カートを使う高齢者などにとって街なかにある段差のバリア解消は重要である。志木市は日本で6番目に面積が小さい市なのだからその小ささを活かして「段差ゼロの街」をめざしたい

声をあげ続けることは大事

志木市の意見公募は教育委員会の意見公募への返信が最悪だった(別項『教育委員会のパブコメ返信は白紙だらけ』参照)記憶も新しく、こういう意見公募がどれだけ活かされるのか疑問もあります。しかし、よりよい市政づくり・街づくりのためには市民が声をあげ続けることが大切だと思います

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