志木市役所の残念すぎるお役所仕事

いろは桶?

市のHPを見ていて恥ずかしい誤字に気づきました。「市長の部屋へようこそ」の「志木市の歴史」のページですが、志木市の歴史を語るうえでもっとも重要だといってもよい「いろは樋」の「樋」(とい)の字が「桶」(おけ)になってしまっていました。よりによってなんでこの部分で誤字がと思いましたが、間違いは誰にもあるので「市長への手紙」で指摘しておきました(2024年12月29日)。そしてこれで正しく修正されれば別にブログのネタにするような話ではありませんでした

修正したというけれど

年末年始をまたいで10日ほどして上記のような返事がきて、確かに私が指摘した部分は修正されていました。しかし…

検索くらいすればいいのに

修正したとの返事が来た後に市のHPの検索機能で「いろは桶」を検索すると別のページがヒットしました

そして検索結果のリンクを開いてみると2箇所の「いろは」がありました

残念すぎるお役所仕事

言われたとこだけ直してハイ終わり!

彼らがやっていることはうるさい市民が間違いを指摘してきたから、ハイハイ言われたとこは直しましたよという典型的なやっつけ仕事です。1箇所間違いがあったら他にもないか点検してみようなどとは思わないのでしょうか?

もしこれがHPではなく、紙の文書での話であれば市役所にある膨大な紙の文書を点検するのは無理な話だし私もそんなことをしろというつもりはありません。しかし本件は市役所のHPのトップページにある検索欄に「いろは桶」と入力するだけで容易に検索可能であり、いわゆる「秒で終わる」レベルの作業です。その程度のことすらやろうとしない怠惰な姿勢が残念でなりません

なお市長への手紙への返信は担当者個人のものではなく部署内でのチェックを経て返信しているそうなので、この姿勢は担当者個人云々の話ではなく志木市役所の体質であるとも言えるかもしれません

ITスキルが未熟すぎてICTとかDX以前の問題

あるいは彼らにはサイト内検索という発想そのものがないのかもしれません。検索はIT(情報技術)の初歩中の初歩、まさに「いろはのい」であり、それができない・知らないとしたら彼らのITスキルはあまりにも未熟すぎると言わざるを得ません。最近志木市もご多分に漏れずICT(情報通信技術)とかDX(デジタルトランスフォーメーション)などと言っていますが、市民の税金を使って機材やシステムだけ揃えても肝心の使い手にやる気もスキルもなければ宝の持ち腐れにしかならないでしょう

いろは樋の歴史を大切にしたい

いろは通り、いろは橋、いろは商店街、いろは遊学館、いろは親水公園…、この街で「いろは」がつけられたものは多数あり、これが「いろは樋」にちなんでいることは周知の事実。ましてや志木市役所がそれを知らないはずはありません。いろは樋の歴史は市内の学校で教えている教材でもあるのに、これに1箇所で誤表記があったら他にもないかチェックしようということにならないのがなんともお役所のぬるま湯という感じがします。民間企業で社史上重要な部分で誤表記があったらこんなぬるい対応では済まないのではないでしょうか?

たかが誤字3箇所で何を大げさにと言われるかもしれませんが、志木市のHPならもう少し「いろは樋」を大切にしてほしいという気持ちでこの記事を書いています。誤字を責めているのではなくそれに対する対応の怠惰さが残念でなりません

また今回の誤字の最初の指摘部分はおそらく2年ほど前に市のHPがリニューアルした当時からのもの。HPリニューアルにあたって校正とかしなかったのでしょうか?仕事が雑すぎる気もします

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>今井あさと

今井あさと

埼玉県志木市在住。敷島神社の近くに住んでます。27年間ほど都内の私立高校で非常勤講師をした後にフリーランスのプログラマ。非正規一筋の人生です(笑

非常勤講師で教えていたのは公民科(政治経済・現代社会・倫理など)。今でも政治や社会に強い関心があり、志木市の政治についても詳しく見てみようと思いこのようなブログを立ち上げました。志木市政へのご意見番を目指します(笑

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