『埼玉の地名 新座・志木・朝霞・和光編』

『埼玉の地名 新座・志木・朝霞・和光編』

  • 著:神山健吉
  • 出版社:さきたま出版会
  • 発売日:2014/1/1
  • 単行本:176ページ
  • 価格:1300円(税別)
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良書『埼玉の伝説を歩く―志木・朝霞・新座・和光編』と同じ著者の書。近所の地名の由来や近所なのに聞いたこともなかった古い地名などを古老の話を聞くような気分で読むことができる良書です

一部紹介

ネタバレにならない程度に一部を紹介します。◯◯とした答えはすべて本書に書いてあります

田子山
敷島神社にある田子山富士の田子山の由来には2つの説あり。1つはここから見下ろす新河岸川の風景が富士山を背景にした駿河の田子の浦を思わせることからとする説。ではもう1つは?是非本書をご覧ください。なお田子山富士の土台部分は◯◯であったとも本書を読んではじめて知りました。近所なので毎日のように見ている田子山が◯◯の上に作られていたとは新鮮な驚きでした

秋ヶ瀬
以前からいい地名だと思っていましたが由来は秋の名月に◯◯が大勢やってくるという風流な伝説からだとか

女巻目(おんなまきめ)
現在の志木市役所あたりの古い地名。女性の水死と河童にまつわる伝説に由来。本書を読んでからこのあたりで彼岸花を見たらこの地名を思い出すようになるかも。「巻」は新河岸川の渦巻きの意らしい

ジゴク谷
志木2小あたりにかつてあった地名。中世の有力修験であった大塚十玉坊の居があったことに由来。ジゴクは地獄ではなく十玉の読みであるジュウギョクの転か?本書から外れるが富士見市の難波田城本丸跡には修験寺院「十玉院」があったそうで、十玉坊は志木から富士見に移り住んだらしい

軍伝田(ぐんでんだ)
志木3小の東側あたり。豊臣秀吉の時代、北条氏の小田原城攻めに向かっていた◯◯◯◯が途中で志木の柏ノ城を攻撃。柏ノ城は深田(泥の深い田)や堀に囲まれ守りが固かったが、◯◯◯◯の部下が深田の中の浅瀬を発見して一気に柏ノ城を攻略。が浅瀬をった深ということでこの地名となったらしい

宗岡
一説によると低湿地帯の中でやや高めになった場所がふくよかな◯の隆起を思わせるところからこの地名になったとか。漢字の「宗」はあとから当てられたのだろうか?

目次紹介(志木市域部分)

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>今井あさと

今井あさと

埼玉県志木市在住。敷島神社の近くに住んでます。27年間ほど都内の私立高校で非常勤講師をした後にフリーランスのプログラマ。非正規一筋の人生です(笑

非常勤講師で教えていたのは公民科(政治経済・現代社会・倫理など)。今でも政治や社会に強い関心があり、志木市の政治についても詳しく見てみようと思いこのようなブログを立ち上げました。志木市政へのご意見番を目指します(笑

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