委員会での発言回数ランキング
少し前に志木市議会議員の本会議での発言回数ランキングをまとめましたが、委員会の方ではどうなのかということで、こっちもまとめてみました。志木市議会には2 つの常任委員会があり、14名の議員がそれぞれ7名ずつに分かれて所属しています。検索時点で各委員会はそれぞれ令和2年4・6・9・12、令和3年3月の5回ずつ開催されています。市議会議員選挙からほぼ1年、各議員たちはどれくらい発言しているでしょうか?

志木市議会会議録検索システムで上記の設定で議員ごとに検索し、令和2年4月以降のヒット数を集計しました
総務厚生常任委員会
市民文教都市常任委員会
感想
両委員会とも本会議と同じく天田さんと水谷さんの発言回数が群を抜いています。一方、両委員会とも下位3名は1年間の発言回数が20回にも満たず、うち2名はなんと1桁!この人達はなんで市議会議員になったの?と聞きたくなります。やはりこれもまた無投票全員当選の弊害なのでしょう
こういう議会の有様をみていると、議員定数削減すべしという意見も出てくるかと思いますが、私は徒な議員定数削減には賛成しません。なぜなら、議員数が少なくなるほど少数意見の代弁者が議席を得られなくなるからです。民主主義社会の意思決定は多数決によって行われますが、これは決して少数意見を無視していいということでもなければ、多数意見が常に正しいということでもありません。少数意見の尊重は多数決のプロセスで極めて重要な原則であり、多様性を認め合う社会の実現のためにも欠くことのできない原則です。そのためには一定の議員数は必要でしょう
しかし今回の集計結果を見ると、ろくに発言していない議員たちに対して、やはりこの人達いらないんじゃないの?という気持ちにもなります。市民の多様な意見やライフスタイルを市政にきちんと反映するために、ほんとにちゃんと働いてくれる議員を14名そろえること、志木市をよりよい街にするための市政の実現にはこのことがなんとしても重要だと思います
そのためのささやかな一助となるように、この集計1年毎くらいのペースで続けていきたいなと思います