流れ橋が大変なことに

橋の上部が崩壊

2024年3月23日・24日に実施された第7回さくらフェスタで久しぶりに流れ橋が架かりました。しかしその後悪天候が続き、なかなか撤去作業が行えないままになっていたようです

上の写真は3月26日(火)の16時頃のものですが、橋桁のすぐ下まで増水していて危険な状況に見えました。両側の出入り口と中央にチェーンが張られて一応通行禁止の札も出ていましたが簡単にまたげるものなので渡る気になれば渡れてしまう危険なものだったと思います。その後も天気が安定せず撤去できないまま数日が経過…
そして28日夜から29日午前にかけてまとまった雨となり、とうとう橋の上部が崩壊してしまいました(写真は29日13時30分頃)。どうやら橋の両側に渡されていた3本ずつのロープに草などが絡まって水圧を受けやすくなり、増水した水流に引っ張られてロープにつながっている多数の赤い支柱ごと根こそぎ引き倒されてしまったようです。階段のところにあるステンレスのポールも引き倒されて曲がっており、相当強い力であったことが伺えます。ただしこの雨は強い雨ではありましたが警報級レベルなどではなかったので橋の上部の作りが結構華奢なものであったとも言えるかもしれません
橋桁の一部も持ち上げられてズレてしまいました
赤い支柱は折れてしまったようです
右岸側からみた全体像

この橋は今後どうするのか?

別項『流れ橋で税金約3537万円がたれ流し2』にも書きましたが、この橋は雨に対して極めて脆弱であることがいっそうはっきりしてしまいました。今後どうするのでしょうか?

修理して再建?
素人目で見た限りでは橋桁はおおむね無事なようですが赤い支柱は折れてしまっているものも多そうなので修理して再建するにはそれなりに費用=税金がかかりそうです。しかし今までと同じものに再建するとまた同じことが起きる可能性は十分にあります。また今回以上の雨量になると引っかかる漂流物が増えて川の流れを阻害し、治水上大きな問題になる可能性もあります

きれいさっぱり廃棄?
去年は3日しか活用できず、今年は最初の活用でこの惨事ですから、余計な税金を使って修理するくらいなら、いっそきれいさっぱり廃棄という考えもありますが、そうすると下部工のコンクリートブロックの問題があります。残したままというのでは景観上あまりにもひどい気がしますが撤去にはかなりの費用がかかると思われます

最後に

この橋は雨で増水してしまった場合、作業員の方たちの安全を考えると撤去作業はできません。しかしそのまま雨が降り続けば今回のようなことになるのは容易に想像できたはずです。この橋をウォッチし続けてきた私としては一言いたいです

作る前に気づけよ!

私はこの橋が雨に脆弱でほとんど活用できない点で無駄な公共事業であると言い続けてきましたが、今回のことで無駄であると同時に浅はかすぎる公共事業であると言いたいです。こんなものに3537万円もの税金を注ぎ込んだ香川市長の責任は大変重いのではないでしょうか?

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>今井あさと

今井あさと

埼玉県志木市在住。敷島神社の近くに住んでます。27年間ほど都内の私立高校で非常勤講師をした後にフリーランスのプログラマ。非正規一筋の人生です(笑

非常勤講師で教えていたのは公民科(政治経済・現代社会・倫理など)。今でも政治や社会に強い関心があり、志木市の政治についても詳しく見てみようと思いこのようなブログを立ち上げました

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