志木市議会2023年9月定例会-市民文教都市常任委員会

市民文教都市常任委員会

市議会の常任委員会というものの審議の様子を見てみたいと思い傍聴に行ってきました。常任委員会は2つあり同時並行なので今回は市民文教都市常任委員会を選択

この委員会を構成しているのは以下の7議員です。この議員たちと議題ごとの市側の担当者が質疑応答を行います

  • 吉澤富美夫さん(委員長)
  • 阿部竜一さん(副委員長)
  • 水谷利美さん
  • 多田光宏さん
  • 岡島貴弘さん
  • 西川和男さん
  • 安藤圭介さん

なぜそんなにはやく終わりたいのか?

通して傍聴してみて感じたのはまずその低調さでした。委員会の日程は2日間でそれぞれ昼休憩50分をはさみながら、1日目が10時〜16時すぎ、2日目が10時〜15時すぎで終了。1日目の進み具合からみて明らかに余裕で2日で終わる流れなのに、それでも2日目の午前の質疑が12時をすぎると早く終わろう早く終わろうという雰囲気になり、安藤さんは市側の答弁者に答弁を短くしろとジェスチャーまでしていました。連日深夜まで議論していて皆疲労困憊とでもいうならわかりますが、年にたった4回しかない議会定例会の委員会をそんなにさっさと終わりたい理由が少しも理解できませんでした。発言量は水谷さん6、西川さん2、残りはまとめて2(特に多田さんはほどんと発言せず)という感じでした。なおもう1つの総務厚生常任委員会はこちらよりもっと早く終了していたようです

いじめの数字が大きいのは良い学校?

質疑の中で生徒のアンケートでいじめの数が多い学校があるが?という質問に対し、市側の答弁に「アンケートのいじめの数字は生徒の主観だからこの数字がいじめの実数とは限らない、数字が大きいのは生徒が嫌だと感じたことを嫌だと主張できるようになっているからでもあり悪いとばかりは言えない」というような説明があり、アンケートにいじめが多い学校は生徒が自己主張できる良い学校だと言わんばかりで驚きました。またアンケートがいじめの実態と違うと言うならなぜその実態を調べようとしないのかも疑問です。単にいじめが多いと認めると対策や責任を問われるのでそれをかわすための詭弁のように聞こえました

市民アンケートはやるけれど…

現在大きな問題になっている志木2中校区の3校合併による義務教育学校化について水谷さんが市民アンケートで市民の声を聞くべきだと迫る場面がありました。市側は言を左右にアンケートをやるともやらないともつかない曖昧な答弁をしていたが、水谷さんがやるのかやらないのかはっきり答えてほしいと迫ると渋々「やる」と答弁、するとすぐに答弁者にメモが回され「やるにはやるが、それは声を聞くものではあるが、賛否や可否を問うものではない」とわざわざ補足していました

私は現在の志木市政はいろいろな場面で説明会・パブリックコメント・アンケート・市民ワークショップなどを行うが、それらはあくまでも「市民の声を聞きました」という形作りに過ぎず聞くには聞いたが受け入れるわけではなく、実際には市が決めたとおりに事を進めてゆくという側面が非常に強いと感じて来ましたが、上記の場面はそれを市が自ら認めたものだったと思います。行政なんてどこもそんなもんだと言われるかもしれませんが、やはり市民がしっかり監視してより強い大きな声をあげるかどうかでその度合は変えられるのではないか、それこそが住民自治、地方自治なのではないかと思います

民間活力に逃げられた

志木市は小学校の水泳の授業を民間に委託し、それを誇ってマスコミの取材受付までしていましたが、委託先だったコナミスポーツクラブから契約更新を辞退されてしまったそうです。市はしょっちゅう「民間活力の活用」と言っていますが、民間に過大な要求をするあまり、入札が0だったり1者しか来なかった(競争原理が働かない)りしていることもあるようですが、今度は契約更新で逃げられてしまったようです。現在はセントラルに委託先を変えたようですが、「民間活力の活用」という名の安易な「民間企業への依存」の危険性が浮き彫りになったと思います。もし今後セントラルにも辞退されてしまったらどうするのでしょうか?辞退されないように委託料を値上げしていったら民間委託のメリットがどんどん薄れてゆくことになります。またセントラルでの授業は貸し切りではなくレーンで区切って一般会員と共用するケースもあるようでそのことにも一抹の不安を感じました

その他

傍聴してみると一般質問よりも細かい話も多く他にも印象に残った話もありました

  • 660万円の入力ミスがあったので予算を修正(実害はなかったらしいがお金の扱いが雑すぎる)
  • 254バイパスの残りの開通予定は未定
  • 市内の公立小中学校では残業時間が3ケタの先生もいる
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>今井あさと

今井あさと

埼玉県志木市在住。敷島神社の近くに住んでます。長い間都内の高校で非常勤講師をしていました。教えていたのは公民科(政治経済・現代社会・倫理など)、今でも政治や社会に強い関心があります。現在はフリーランスのプログラマ(主にswift)。非正規一筋の人生です(笑

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