来年4月には志木市議会議員選挙
志木市では来年4月には任期満了にともなう市議会議員選挙が行われる予定ですが、前回は候補者が定数ちょうどの14人しか集まらずに無投票全員当選という最悪の事態になってしまいました。これを受けて市議会や市長は次こそはちゃんと選挙ができるようにと様々な議会改革・行政改革に取り組んでいるのかと思いきや、この3年そういう動きは微塵も見られませんでした。無投票で当選した議員にとっては議会改革などして活発な選挙戦が行われるようになれば落選リスクが高まるのだから自分の首を絞めるようなもの、市長にしても自分を推薦している自民・公明が多数派である現在の議会はとても都合がいいものなので現状維持が望みなのでしょう。しかしこの3年、政治家お得意の口先だけですら議会改革の「ぎ」の字もでてこなかった現状は本当に深刻な事態だと思います。最近行われた県議選も無投票だったので、志木では市議も県議も市民の審判を受けていない人たちばかりになってしまいました。次の市議選こそはまともな選挙が行われるようにしたいものです
確かに全国的にも地方議会の低迷は深刻で無投票当選や低投票率がしばしば報じられていますが、それでもなんとか改革を進めようとする動きもあります
議会の夜間や土日開催
議会報告会
子ども議会・女性議会・模擬議会
議員の服装自由化
最近、戸田市議会が本会議等での議員の服装自由化の1年間試行をはじめたということがニュースになりました。議会は品位を重んじるので男性はスーツにネクタイ着用(クールビズや和装は可)を強制するなどというのは古めかしい思想だと思いますし、多様性の尊重にそぐわなくなっています。遺伝子上は男性でも性的自認が女性で女装で暮らしている人が議員になったら男性用スーツを強制されるなど特定の服装の強制が性的マイノリティの人たちの立候補の障害になることがあり得ます。その人の服装が議員にふさわしいかどうかは有権者が選挙で判断すればいいのであり議員の服装自由化は大いに進めるべきだと思います
議員の住所非公開を認めるべき
志木市もそうですが大抵の市のHPでは議員名簿が公開されており、それには議員の顔写真、住所、電話番号などが記載されています。議員は公人で市民の代表である以上、市民に顔写真と電話番号を公開することは必要だと思いますが、住所まで公開するとなるとストーカー被害を恐れて主に若い女性の立候補の障害になると思います。自宅以外に常設の議員事務所があればその住所を使う方法もあるかもしれません(自宅住所以外不可の自治体もある)が、今度はその費用が立候補の障害になってしまいます。現代では議員と市民のコミニュケーションは電話と電子メールで十分に可能ですし、紙の手紙を送りたい人は市役所気付けで送れば事足ります。面会も市役所の会議室を使うなどすればいいわけですから議員の自宅住所を公開する必要はないと思います。また議員の住所公開のやり方については自治体ごとの判断に委ねられており、自宅住所公開必須・事務所住所も可・非公開など自治体によって異なるようです(下記NHKのリンク参照)。なお、以前は立候補時にも候補者の住所が公開されていましたが、これについては総務省の『候補者の立候補の届出があった旨の告示事項等について(通知)』(令和2年7月17日)で立候補時は市区町村名までの公開となったようです
- 私の住所をさらさないで!(NHK)
- 地方議員住所 HP掲載、分かれる判断 本紙調査 県と33市町村(東京新聞)
- 議員の住所公表、どこまで必要?(中日新聞)
- 政治家は自宅住所を公開すべきか?(台東区議会議員・本目さよブログ)