志木市議会2023年6月定例会一般質問

2023年6月19日〜21日まで志木市議会6月定例会の一般質問が行われたので通して傍聴してきました。3日間の傍聴者は私を含めて4人、10人、1人でした

ささやかな進歩はあったけど…

傍聴席での水分補給解禁
別項『志木市議会を傍聴してきました』に書きましたが、去年7月に傍聴に行った時には傍聴席には「飲食禁止」の張り紙が何枚もでていたのですが、今回はなかったので受付で確かめたところドリンクはOKになったそうです。熱中症が社会問題になっているこのご時世、議場では市長も議員も普通に水分補給しているのに傍聴者だけ禁止というのはおかしいと思っていましたが、やっとまともなルールになったようです。ささやかですが一歩前進です

わざわざ傍聴に来るのは無駄なのか?
ドリンクは解禁になりましたが相変わらず撮影や録音は禁止だそうです。また、メモを取るのにパソコンを持ち込んでいいかと聞いてみたら何かおおごとになってしまい議会事務局でわざわざ会議を開き他市にも問い合わせたりもして検討し、結果現時点ではダメだが今後検討してゆくと回答されました。議会事務局の方の対応はとても丁寧だったのですが回答の内容には呆れるばかりでした。現在志木市では本議会ライブ配信・録画配信を行っていますので、自宅で配信を見ていれば録音もパソコン使ってのメモ取りも普通にできてしまいます。撮影も配信された構図限定ですがスクショ取れば可能です。これではわざわざ足を運んで来たほうが制約が大きいことになってしまい、来るだけ無駄ということになってしまいます。一応そのことを議会事務局の方に伝えましたがやはり今後検討しますということで終わってしまいました

わざわざ行った甲斐は?
それでもわざわざ行ってみた甲斐は少しはありました。自分以外にどんな傍聴者が来ているのかが見られること、配信では流されない議場全体の様子や出席者の表情が見られることなどはそれなりに興味深かったです

私が期待していた議論はなし

254バイパス歩道橋のエレベーター
別項『和光富士見バイパスについて考える3』に書いた歩道橋にエレベーターがつかない件について、これは今まさに市議会で取り上げられるべき問題だと思っていたのですが、これについて触れる議員は1人もおらずとても残念でした

議会改革
来年4月には市議選が予定されていますが、前回のように無投票全員当選になってしまわないように少しでも立候補しやすい環境を作るとか市民の市議会への関心を高めるための取り組みをするなど少しでもやれることを議論してほしいと思っていましたが、今村議員が小学校の子ども議会開催と市外在住有権者の投票促進を言っただけで他には誰も何も言いませんでした。別項『悲報!無投票の市議会に改革の気運なし』に書いたように議会報告会をやるとか議員の住所非公開を認めるとかやれることはあるのにそういう気運が少しも感じられないのはとても残念なことでした

水谷議員と他の議員のバトル

2日目の一般質問では水谷議員と他の議員との間で言葉のやり合いがおきて議事が混乱する場面がみられました。議事録をみると過去にも同じようなことが何度かあったようです。内容は一般質問における質問のルールの解釈をめぐる問題です

一般質問のルール
上の画像は水谷議員の一般質問通告書の一部です。(他市も同様かもしれませんが)志木市議会での一般質問の流れは以下のようになっています

  1. 議員は自分の質問通告書の内容を最初から最後まで通して質問
  2. 市側は1の質問全てについて答弁
  3. 議員は質問通告書の上から順に希望する項目ごとに再質問
  4. 市側は3に対して答弁
  5. 議員は同じ項目の再質問を繰り返すか次の項目に進む

ここで議員は5で次の項目に進んだら前の項目に戻れないというのがルールになっています。今回のケースでは水谷議員は(3)に進んだら(2)には戻れないのですが、再質問を繰り返しているうちに両者が混ざったような形になり、ここで一部の議員から戻っているからダメ、水谷議員は関連しているのだからいいと押し問答のようになって議事が混乱しました

単なる質問通告書の書き方の問題
今回混乱した質問の内容はかなり重要な話で、志木市で2025年から導入される予定の小中一貫の義務教育学校では従来の小中9学年が合併し学校としては1つになるが、生徒全員が1つの校舎で学ぶのではなく2つの校舎に別れ、高学年は従来の小学5・6年または小学6年と中学生が同じ校舎になる案が検討されており、そうすると小学5・6年は中学生と同じ学校生活(50分授業・定期テストあり)になるのか?なるとしたら負担が大きすぎるのでは?という議論なので水谷議員としては(2)と(3)は1つの話なのだから一緒に論じてよいと主張、ダメだと言う議員は一言でも定期テストと言ったら(3)なのだからもう(2)の50分ということは口にしてはならないと主張という図式での言い争いでした。水谷議員は質問通告書で(2)と(3)を分けずに「小学高学年が中学生と同じ校舎で学ぶ場合の負担について」みたいな項目にしておけば避けられた問題でしたのでこれは単純な技術的な問題であったように思います

ルール違反の方法でルールを守れと言うのは?
一方で水谷議員をルール違反だと主張した議員たちは議長に発言の許可を受けたわけでもなく、水谷議員の発言中に後ろから大声で主張するというやり方でした。議事進行については議長が管理するわけですから問題があると思うのなら議長に対して言うべきであり、野次のような形で発言妨害しようとするのはおかしいと思いました。水谷議員が発言を再開し再び50分に触れた時に別の議員がうしろから「ルール守りましょうよ!」と野次るのが見えましたが、野次だってルール違反なのですからルール違反の方法でルールを守れと言うのはどうかと思いました

志木市議会はこれでいいのだろうか?

今回は一般質問の3日間通して通ったので本当は一人ひとりの議員の質問についてコメントしようかと思っていたのですが、以下のようなことを傍聴しているうちにその意欲が萎えました

  • 1人の持ち時間は市側の答弁時間も含めて1時間なのですが半分の30分すら続かない議員が4名(阿部議員・与儀議員・吉澤議員・多田議員)
  • A議員、再質問でダラダラと喋っているのだがこちらが一生懸命耳をそばだてても何を言っているのか全然わからなかった
  • B議員、自分の名前の1文字を使った言葉遊びのような変な自己アピール(選挙目当て?)
  • C議員、最初の質問が30分以上の長演説、熱心な気持ちはわかるがほとんどがいわゆる自分語りで何を質問したいのかよくわからなかった
  • D議員、「議員として市長をサポートしていきます」などと露骨なオベンチャラ(一般質問とよべるものではないし露骨すぎるゴマすりに議場でも変な笑いが広がった)
  • E議員、大麻はいいものだから学校の薬物乱用防止キャンペーンの対象から大麻をはずせと発言、答弁で「小学校の教科書にも大麻はダメと書いてあるから無理」と返されて何も言えず

残念なおまけ

今回ではないのですが議事録をみていてこんな発言を見かけました

一般質問って年にたった4回しかない大変貴重な発言の機会だと思うのですが、吉澤富美夫議員にとってはお昼ごはんの方が重要なようで議事録の続きを読むと本当に短時間で「ちゃっちゃと」質問を終わっています。彼が志木市議会議員の中で本会議・常任委員会ともに平均発言回数が最下位(別項『志木市議会議員のみなさんの働きぶり – 2022』参照)になる理由がよくわかりました。こういう発言が議事録に残るということに気づかない?気にしない?感性もすごいと思います。そんなに議会が面倒ならいっそ「ちゃっちゃと」議員辞職したらいかかでしょうか?

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>今井あさと

今井あさと

埼玉県志木市在住。敷島神社の近くに住んでます。27年間ほど都内の私立高校で非常勤講師をした後にフリーランスのプログラマを経て現在はほぼ休業中。非正規一筋の人生です(笑

非常勤講師で教えていたのは公民科(政治経済・現代社会・倫理など)。今でも政治や社会に強い関心があり、志木市の政治についても詳しく見てみようと思いこのようなブログを立ち上げました

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