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動画:【志木市議会】なぜ?非核三原則堅持の意見書に5名の議員が反対

2026年6月の志木市議会での非核三原則堅持の意見書採択時に5名の議員が反対したことについて、私の考えを動画にまとめました。いつもは長い動画はさけてショート動画にしているのですが、今回はショート動画の尺に収まりませんでした

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2026年6月、志木市議会は「非核三原則の堅持を求める意見書」を可決。しかし採決では13名中5名の議員が反対しました。5名は自民党系や日本維新の会などの保守系議員

意見書の内容は日米安保の是非など世論が分かれるものではなく、非核三原則の堅持に絞ったもの。非核三原則はわが国の国是として今年の防衛白書にもその堅持が明記されていますが、なぜ志木市の5名の議員はこれに反対したのでしょうか?

背景にあるのは高市政権の発足。高市首相はかねてから非核三原則の「持ち込ませず」の見直しを持論としており、首相就任後も将来的な堅持を明言していません。これに世論の不安が高まり、高市政権発足後、全国で128以上の地方議会が同様の意見書を可決。これほど多数の同様の意見書が可決したのは過去最多であり、保守系議員も賛成した議会もありますが、志木市の保守系議員たちは反対。理由は何だったのでしょうか?

志木市議会の議事録を読んでみました。反対討論では、高市首相同様に非核三原則の「持ち込ませず」については議論が必要という意見、さらに踏み込んで米軍の核持ち込みを容認することで、その核の脅威によって日本への攻撃意図を挫くべきだという意見もありました

しかし現在の米軍の核戦略は3本柱。無寄港で活動できる戦略原子力潜水艦、米本土を拠点にした戦略爆撃機、米本土から発射できる大陸間弾道ミサイル。すでに米の核の傘は日本への核持ち込みをその条件としていませんし、そもそも近隣国は日本全体を射程に含む中距離ミサイルを保有していますので、常設・一時寄港を問わず日本に核を持ち込めば有事には格好の標的になるだけです

また核の傘による核抑止力論には大きな欠陥があります。現在、中国・ロシア・北朝鮮などはいずれも米本土全体を射程に含む大陸間弾道ミサイルを保有しており、そのすべてを迎撃することは不可能だと言われています。米が日本有事で核を使用すれば、相手国からの報復で米本土と米国民が核攻撃にさらされます。はたして米はそのリスクを犯してまで日本のために核を使用するでしょうか?それはないだろうと相手国が判断してしまえば、核の脅威で攻撃意図を挫くことはできず、核抑止力は機能しません。かつて核保有に踏み切った仏のド・ゴール大統領は米のケネディ大統領との会談で米はパリを守るためにニューヨークを犠牲にする覚悟があるのかと問うたそうです。これは米の核の傘は100%信じきれるものではなく、核抑止力論に頼りきれるのは核保有国のみなのではないかという問でした。そして大陸間弾道ミサイルや潜水艦発射型弾道ミサイルが普及し米本土への攻撃リスクが高まった現代においてはこの問はより現実味をましていると思います

非核三原則見直しを主張する人たちは国際情勢の現実を見るべきだと言いますが、この核の傘の脆弱性という現実も見るべきなのではないでしょうか?米の核の傘の下にいれば安心だという考え方は単純すぎると思います。徹底的な米ファーストのトランプ大統領、米本土を危険にさらしてまで日本のために核を使うでしょうか?

では日本はどうするべきなのか?仏のように核保有の道に進むべきでしょうか?もちろん米はそれを許さないでしょうし、それはアジアでの軍事的緊張を極度に高める危険な道です。NPT=核不拡散条約脱退などで国際的に孤立すれば資源も食糧も海外に依存する日本経済が立ち行かなくなるのは明らかです。2024年、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞しました。戦後の国際社会で日本の草の根運動が国際平和のために果たしてきた役割が高く評価された結果です。被爆の現実を体験しその破壊力と非人道性を最もよく知る日本こそが、核保有国に対して「核軍縮と対話」を迫ることができる、平和外交により国際平和をめざすことは困難な道かもしれませんが決して絵空事ではない、私はこれが日本が進むべき道だと思います

志木市議会での反対討論にはこの意見書が国会での議論の妨げになるという意見がありましたが、それは違うと思います。平和の問題は私たちが日々安心して暮らせるかという市民生活の土台とも言える問題です。また、多大な税金が使われる安全保障について市民が関心を持つのは当然のことであり、地方議会が議決を経て民意を国会に伝えることは言うなれば議会制民主主義の毛細血管のようなもの、議会制民主主義を健全に保つ重要な行為であるといっても過言ではありません。私は日々の市民生活についてはもちろん、平和の問題についても活発に議論できる志木市議会を作っていきたいと思います

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この記事を書いた人

埼玉県志木市在住。敷島神社の近くに住んでます。27年間ほど都内の私立高校で非常勤講師をした後にフリーランスのプログラマ。非正規一筋の人生です(笑。非常勤講師で教えていたのは公民科(政治経済・現代社会・倫理など)。政治や社会に強い関心があり、志木市の政治についても詳しく見てみようと思い、2021年からこのようなブログを続けています。一市民の目線で志木市政をみつめていくうちに今の志木市政や市議会にいろいろな疑問をもつようになり、その疑問をぶつけたいと2024年(令和6年)には志木市議会議員選挙に立候補しましたが落選。政党や組織に属さない本当の無所属・一市民としての壁の厚さを痛感しましたが、くじけずにこれからもコツコツと志木市政について発信を続けていきたいと思っています

今井あさと
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